ゼノンによる
エネルギー貯蔵システム

蓄電ソリューションがもたらすもの

スマートグリッド移行時代において、エネルギー貯蔵技術の活用はますます重要な役割を果たしている。余剰エネルギーは、電力網内の決められた場所に動的に貯蔵・放出することができます。これにより、特定のグリッドセグメントにおける経済的なエネルギー利用や、自給自足的なマイクログリッドの運用が可能になります。さらに、バッテリー・エネルギー貯蔵システム（BESS）は、グリッドを安定化させ、太陽光発電（PV）や風力発電などの再生可能エネルギー源からの不安定な供給を、選択的な充放電を通じて補償することができます。

BESSは、より良いエネルギー利用、電力品質、関連資産の活用を可能にします。BESSを基盤として、新しいビジネスモデルやサービスを追求することができます。エネルギー貯蔵資産を安全かつ経済的に運用することは、現在、事業者、投資家、産業用グリッド・エコシステムのあらゆるセグメントの顧客にとって大きな関心事となっています。

zenon ソフトウェア・プラットフォームは、BESSを運用するための強固な基盤を構築します。さまざまな機能とテンプレートにより、21世紀のエネルギーエコシステムにおける他のあらゆるシステムとの優れた相互作用により、制御、モニタリング、レポーティングを迅速かつ簡単にセットアップできます。BESSを最適に活用するためのzenonの活用方法をご紹介します。

zenon は、BESS設備やその周辺でのさまざまな用途に使用されています：

• ヒューマン・マシン・インターフェース （ HMI）によるプロセスデータの収集と リアルタイムの可視化
• 分析およびシステムレポート
• ユーティリティシステムおよびクラウドベースシステムへのデータゲートウェイ
• 「バランス・オブ・プラント」（BoP）機器の監視と制御

特長と主な利点

• バッテリーバンク、ストリング、モジュールのリアルタイム監視
• 充電状態（SoC）、健全性状態（SoH）、放電深度（DoD）などの要素を備えたリアルタイムの主要業績評価指標（KPI）とダッシュボード
• バッテリー管理システム（BMS）や電力変換システム（PCS）へのベンダーに依存しない接続性
• IEEE 1547およびSunSpecのサポート
• BoPコンポーネントのシームレスな統合 - 300以上のプロトコルに対応
• サードパーティ製システム（DNP3、IEC 60870、ICCP、OPC-UAなど）との相互接続のための産業用プロトコル・ゲートウェイ
• 構造化されたアラーム処理
• イベントシーケンス追跡（SoE）
• 長期データアーカイブのための統合ヒストリアン
• ダイナミックなレポートと 分析
• プログラム可能なソフトロジック （ IEC 61131-3）
• モバイルイベント通知 （ 電子メール、SMS、VoIP）
• 役割ベースのアクセス制御
• クラウド統合のためのモノのインターネット（IoT）ゲートウェイ
• HTML 5ウェブ可視化サービス